2021/05/30昼メモ


たぶん三年ぶり?のレミゼ。楽しみで仕方なかった。年々観る度泣く場面増えているが、今日は泣いてないパートを数えたほうが早いくらいずっと泣いていたな。たぶん、今日までに歳も徐々に重ねて一人一人の感情の機微が以前より理解しやすくなって、映画も見て、パリに行って、BBC版見て(これが一番でかい)、解像度が上がったからだと思う。

今回席も前が通路だったからだいぶ視界ストレスもなく没入しやすかった。
いつも最初の最初、look downのジャッジャーン!で、あーはじまったーと既に泣きかける。ボロロ…と目から流れたのは司教さまだった。そこからずっと定期的に泣いてた。

福井さんのバルジャン、たぶん前回も福井さんだった気がして、福井さんのバルジャン本当にめちゃくちゃ根っから聖人。でも結局周りからの仕打ちで3割ほど存在する悪の部分が見え隠れ。でもいい人だって分かるから、すぐに市長殿になってても別に違和感ない。


で、タイトルドーンで案の定ボロボロボロ………いつか忘れたけど前はここで年号が表示されてたよね?違うっけ。もう記憶が曖昧。at the end of the dayのイントロすごく好きなのか一番レミゼを感じるのか、絶対心臓が震えて涙出るんだななぜか…。曲の内容は心地良いものじゃないけど!てか、以前見たときよりもここのアンサンブルさんらの人数が多く見えた。そういう錯覚なのかもしれないけど、最初ギュッとあつまってて、バラバラと分散してくんだけどこんな人数いたの?!ってちょっと驚いた。

今回は双眼鏡持ってかなかったから、常に全体を見渡せて、でも一人一人の表情が見れて良い席だった。いつかあえてもっと近い席でどう見えるか知りたいな。

今までファンティーヌで泣くことって全然なくて、ただただ悲しいなとしか思ってなかったんだけど、BBC版の記憶と知念さんのファンティーヌの逞しくてでも少女さのある歌声でベチョベチョに泣きました。観る度このファンティーヌ全然強いでしょ、死なないでしょってタフみがあったけど、ファンティーヌって強い人だったわ。全然か弱くないし。そんな女性がどんどん辛い目に遭っていくのがしんどくてまた泣いていた。そしてバルジャンとの最期の会話でボロボロボロ………福井さんのあんな献身的な繊細すぎる歌声生で聴けて幸せだ。

あのさ~ジャベさん………川口ジャベさんすごく好きだったーーー。すんごいバルジャンバルジャンしてて、信念と使命のために生きてて。主にバルジャン視点の物語であるけど、結構ジャベ側の心情のほうがよく見えてきて、感情の機微がドロドロのジャベの気持ちがぐちゃぐちゃになっていくのが、すごくわかってしまった。めちゃくちゃかっこよかった。

バルジャンのそれまで迷っていた考えから、ハッと、誰だ?その男を奴隷に……からの表情でまたボロボロボロ泣いていた。泣いちゃうじゃんねえ。ほんといい人じゃん、司教さまがあの時いてくれたからこのバルジャンなんじゃんとと思って。そっちを選ぶんだもんなと。

もちろん前述の通りファンティーヌさんが眠りにつかれるところも泣き……。

リトルコゼ、エポ、二人ともかわいすぎる!!コゼットの歌声透き通っててきれいだった。ここでやっとニコニコできた。エポ、いちいち挙動がかわいい。もりくみテナ妻の真似っこしててかわいい。もりくみさんは本当にかっこいいし面白いしオーラめちゃくちゃあるんだなって改めて思った。宿屋もやっと笑えたし、ここら辺でやっとアンサンブルさんらの動きをまんべんなく見始められた。でも目が忙しい!!!あっちもこっちも気になる動きしてて、てか、え、エッチしてますよね?!そこ?!って初めて見つけたキャストの絡みでハラハラドキドキしてた。これだから何度も公演見に行かないとなんでしょうね……。

バルジャンがリトルコゼに話しかけるとき、声色が優しすぎて本当に役者さんすごい………って至極当たり前な反応をしてしまった。


そしてそして、ガブだ!!!!ガブローシュ!!!かわいい!!!今回は重松ガブさん。あんね、あんね、めちゃくちゃ好きなガブだった。すんごい生意気で強かな声色と歌声で、堂々と、でも可愛くてもう最高だった。
マリウスとアンジョも、どんどんみんな出てきて……。


唯月エポさんめーーーーーちゃくちゃ素敵だった。歌声がまず何よりもかっこよくて、ちょっとハスキーでエポのやさぐれた可愛さが。仕草立ち振舞いは、かっこいいのにどこか構いたくなる愛しさ。マリウスへの関わり方がすごく好きなエポだった。そして内藤マリウスさん、あの感じ、ずるいよ、かっこいいよねえ好きになっちゃうやつよね、でした。確かにあれじゃあコゼットへ矢印いってても、頼まれたら応えたくなっちゃうよねえ。熊谷コゼットさん、箱入り娘感というよりも、お上品だけどちゃんと年頃の女の子で好奇心も旺盛そうだし、ファンティーヌの血が流れてる逞しさを感じた。あのコゼットなら後のマリウス支えられますぞ。初めてみるタイプのコゼットな気がした。気のせいかもしれないけど。わからない。

ジャベstars。レミゼの好きな曲挙げろ言われたらまず入れるやつ、大好きな曲。歌詞の内容とメロディが綺麗すぎるので、ジャベの内面は思ったより澄みきっていて、揺るがないある意味純真さがあって、大好きである……。そして敬礼ガブ。めちゃくちゃ生意気でにやにやする。かわいい。

abcカフェ!!!!!ここからフイイを中心に目を動かしています。学生はフイイが一番好き。彼も賢くて優しくて強い人だから。あんさあんさ、たぶん杉浦フイイさん初めて観たと思うのだけど、めーーーーーちゃくちゃ歌声迫力あって響きが綺麗で、出立ちがスッとしてて、周りへの視線の運び方とか、自分の意思とか、フイイの性格がよく見えてきてすごく素敵だった。いや、休憩時間に杉浦さんでめちゃくちゃサーチをかけていた。これから勉強させていただきます……………。うおおーーーー!フイイの歌全部堪能しました。

で、木内アンジョさん。このアンジョ、すーーーーーごく頭良い歌声。聡明で、周りの学生もこの賢いアンジョの考えにちゃんと納得して賛同してるという雰囲気。たぶん1から理由も過程も根拠も的確に説明してくれてそう。でも、最終的にグラグラ…と、積み上げてきたものも壊れ、仲間が次々にやられていき、もう考えとか判断とか理知的なアンジョはいなくなり、半ばヤケ、命を燃やしてた感じだった。

グランテールは今回は川島さん。ガブとの関係大好きなんだけど、ガブが力尽きて、彼を包んだときの悲痛な叫びが辛すぎてボロボロボロ涙でた。

バリケードまで場面がいくとずっと泣いている。


最期のバルジャンとジャベのシーン、ジャベが本当に苦しそうで、そのあとの橋ん所でもそうだよな、辛すぎる、生きてられない…とジャベに少し同情した。今まではジャベ側に気持ちが寄ることはあまりなくて、たぶん川口さんのジャベの感情が溢れて止まらない演技に感情移入したんだと思う。



このご時世で公演をしてくれて本当にありがたい。今後も無事に公演できますように。


もう打つ指が疲れた。
まだ書きたいこといっぱいあるし、本当は一曲ごとに書きたいけどそんなパワーもうない……。覚えてて、元気出たら所々追記したい~。