11月4日の2日前

(※11/7)たまたまここをのぞいてくれた優しい人がいたらのために貼っちゃお
 
はあ〜〜!素敵すぎてしまった
トレーラーで意図的に全曲試聴にしなかった入野さんの粋な計らいで、かなりドキドキしながら驚きながらすごく楽しく贅沢な初聴きの時間だった。
先に歌詞を一読した後に曲を聴いているので結構曲のイメージのギャップが起こっていた
ジャケット・ブックレットのコラージュも素敵で、紙質と発色がすごく綺麗で飾りたい。Life is… のsの字形がすごく好きなんだよな
B-PASSとbounceは読んで、曲についての深い解説がありそうな雑誌はこの後に読むとした。読むの楽しみ〜 bounceの紙質も好きだったなあ
ホッとできるような優しい作品を作りたいと仰っていて、聴けば聴くほど、聴く人間に寄り添ってくれて、じわりと染み込んでくれるようなアルバムなんだと思えてきた。染織みたいな静かで優しくて情緒的な作品。
文章が、曲から連想される比喩や想像ばかりになってしまうのが恥ずかしい。でも自分自身が読み返して共感する1番の方法がこういうざっくりで曖昧なものだから。まあ評論でもレポートでもないし、オッケだろ
 
1.やってみればいい
最初の一音でもう尾崎さんだ〜〜。宇宙のような夜のような音の後に入野さんの浮力のある歌声が入ると、一瞬でこの曲の世界観がぱあっと耳に入ってきた。多分どんな時間帯や精神の時でもこの曲は必ずすーっと体に馴染むだろうな。耳心地がすごくいい。曲はじめからおわりまでずっと統一された世界で、聴き終わるとほっと安心する感じ。非日常的な感覚なのにずっと昔から知ってたような身近に感じるメロディーなのが尾崎さんの世界観で、すごく好きだ。この曲がアルバムのスタートなのが日常のちょっとしたきっかけというか、日記の1ページを書き始めたようなまっさらなシンプルさがある。慎ましい理性を感じる曲。入野さんもベクトルは違えど自然体な人って感じがするし、尾崎さんの描く世界観とマッチするのだろうか。南下する青年も、すごく自然でスケールのある音楽で統一されていてトラック順で聴くことに意味がある物語的なアルバムで。入野さんのアルバムもトラック順で聴くことに魅力の比重がかなりある気がする。完全再現ライブも、あちらで漂っている空気はこちらで吸ってる空気とは違う物質でできてるんじゃないかという圧倒的な世界だった……。話が脱線した。
2.確かにそうだ
やってみればいいを聴いてほっとした後、一気に心臓がくいっと引っ張られる感覚になる。「グッ」ではなく、強い力だけど優しさのある「くいっ」だった(?)
bounceでのこの曲のお話がすごく興味深かった。アルバムのリード曲で試聴やラジオなどで既に一部は知っていた曲だったけど、きちんと聴くとまた印象が(当たり前だけど)違った。AメロBメロの好奇心が掻き立てられるリズムでサビへの期待が高まっていく……サビの凄さは既に知っているはずなのに、毎回どんどんワクワクしてくる。ジェットコースターがグングン上へ登っていき、もうすぐくる、落ちる、とその瞬間を待っている高揚感のような。「確かにそうだ」の「だ」で一気に視界が開けて、ブワッと気持ちいい風が吹いて少し体が浮く感覚。「わからないけど」の「ど」で更に加速して、引っ張られていく。そのエネルギーにつられてなんだか自分ももっと色々できてしまうんじゃないかとかちょっとそんな気持ちになってくる。ちょっともどかしさもあって、走りたくなる曲だーと思った。もっと昔からこの曲に出会っていたかった。この曲は実際にED曲になったけど、試聴聴いたときも音楽番組のEDとかで聴きたいな〜って思ったりした。元気なときに、より自分が元気になるために聴きたい曲だー。MVは景色が記憶の断片みたいに散らばって繋がった2番から色が可愛くなるとこが好き。パルクール入野ニキ……
3.ユウランセン
いや〜〜〜〜この曲好き〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。この曲はアルバム内で飛び抜けて好き。いや全曲好きなんだけど、この曲が三曲目にあることで、このアルバムの型みたいなものがいい感じに崩れていく印象がある。入野自由は役者なんだよな……(あたりまえ体操)
こんな歌の入り方すると思わなかったから。最初びっくりしてニヤけてしまったし、何度もこのリズムとメロディーを聴いているとだんだんクセになる。中毒性高い曲すぎる。すごくおしゃれな音楽と歌声で、聴いた瞬間浮かんだのが、観劇後、余韻に包まれながら駅に向かって歩いている情景だった。はぁ〜最高だった……次こんな多幸感に包まれるのはいつなんだろう、と満たされながら切なくなりながら身体は疲れながら、一人で帰る。歌詞とは全然情景違うんだけど、それが浮かんだ。元々自分の聴くジャンルの歌ってめちゃくちゃ範囲が狭いから世界を知らないだけではあるけど、こういうタイプの曲を初めて聴いたからより衝撃だった。いや〜〜〜〜〜好きすぎる〜〜
4.どうしようもなく辛い夜は
高音綺麗すぎる……入野さんの歌声ってなんでこんなにもほっとするんだろう。気持ちが楽になるような曲と仰っていたなと振り返ると、より安心感に近い感覚が広がっていく。歌詞を先に読んだ時は結構重さを感じたけど、曲を聴くと、こんなにもしっとり優しい音なのかとフラットに聴くことができた。後半の「僕が僕であることに」の強くて繊細な歌声にぐっとくる。数年後にこの曲を聴いた時、全然違うことを感じそうだ。
5.優しさは誰のためにあるんだろう
アルバムの全曲タイトルが発表された時、このタイトルに視線を引っぱられた記憶がある。うーんと思うことがあった。難しいことを考えるのは苦手だけど、こういう類の悩みをざっくりと痛感していた。柔らかなピアノの音色と、子守唄のように包み込む歌詞と歌声で心がすっと平静に戻る。そして、だんだんと入野さんの歌声に乗って洪水のように音が流れていくところが震える。生で聴いたらとんでもないだろうな……。自分の中で今までぐずぐずになっていたものを集めて拾い上げて、ふっとリセットしてくれるかんじ。
6.Alive
曲で本当に声色も印象もガラッと変わって、改めて表現が多面性に満ちた方だなあと思った。アルバム1曲1曲に違う人物がいる…同一人物なんだけども。入野さんと意識せずにその曲を聴いてる感じって、アニメで声優さんを意識しないで作品のキャラそのものを見てる感覚と似てるなあ。声優というレイヤーはあるけれど、演出BGM効果音作画と等しく混ざり合ってキャラクターの生命になっている。何言ってんだろう。劇やミュージカルでもそうか。音域について全然わからないから調べたけどmid1Aで合ってんのかな…不安だが、満たされてるようでの「ようで」の低音の響きがすごく綺麗で何回か聴き直した。夜から明け方の景色が似合いそうな曲だと思った。冬の朝の澄んだ空気を吸い込んで日の出を拝みたい。神聖な趣がある。向井さんの曲を歌う入野さんは特に表現の特徴の色が強い感じがする。純度の高い油絵具。
7.SKY
これは晴天の日に滑走路か競技場のど真ん中で歌うMVのやつだ。キング&クイーン聴いた時に近い、爽快でちょっと泣きそうな感覚になる。まぶし〜〜〜
鼓動のようなリズムに生っぽさ生命っぽさがあって、しっかりと地に足をついているイメージ。背中をぐっと押してくれるたくましく壮大で開放的なサビが好き。ちょっとフィナーレぽさを感じる。ライブで全部のパーライトが入野さんを真っ白に照らして、その中でこの曲を歌ったらかっこよすぎ
8.M-9.10
SKYでああ……(余韻)してたら、ん?ん!ん!?待って待って、置いてくな〜!と一瞬テンパった。まだ予想外な色の曲がきて脳が追いつけなかった。楽しすぎる!なんてかわいい曲なんだろう。音で聴いてるとかっこいいのに歌詞が愛おしすぎる。少し胃もたれするけどコーヒーでちょうど良くなってる。ハ?自分の表現がクサすぎてドン引きものだ……。恥ずかしい話、入野さんが歌ってるって言われなかったら全然気が付かないかもしれない……。ドライブで流したい曲だ〜〜小さくてかわいい車に乗って海に行きたいね
9.Sunny Side Story
SSS(すぐ略したがる)。歌詞を先に見た時にイメージした雰囲気と違って結構意外だった曲。歌詞を見ないで音だけ聴いてるとめちゃくちゃ明るい曲に感じた。歌詞を見ながら聴くと不思議な感覚になる。ちょっとチャイナっぽさと直射日光を音にしたようなポップなイントロで身体が自然と揺れる。これは脳内でMVを想像してしまった。彩度の高い可愛くてとにかくノリノリなアニメーションMV(error403さんや寺田てらさんのポップさに近いイメージ)動物のような生き物がDJしてる感じ。絶対自分にしか伝わらない。この曲もだいぶかなり好き。すごく楽しい。後半につれどんどん好きなっていく素敵な曲。up to youの高音気持ち良すぎる。
10.Tokyo
これは日没後の帰りのゆったりした電車で聴きたい。雨の日のバスでもいい……。喧騒から離れて、遠くからネオンをぼーっと眺めてる感じだー。天使が夜空眺めながらベランダでタバコ吸ってそう。なにそれ?
上品な歌詞に、目を閉じて耳だけに集中して浸りたい曲。2番の入りが優しくてかっこよくてムーディーで素敵
11.グッド・バイ
これ完全に放課後夕焼けの教室で美術部の男子が片思いしている人物の姿を描いてるMVなんだよ。私がディレクターならそうする。知らんが……。
なんか懐かしい。とても繊細で優しくて、愛情が詰まってて、そこから溢れてくる感情とも表せないものが歌声になって耳に入ってくる。逆さまの睫毛が伸びたら〜の歌詞が美しすぎる。埃のかぶったアルバムをめくるような、少しこそばゆくノスタルジックであたたかい歌詞の文字並びで、何度もブックレットの文字列を読み返してる。ブックレットの紙質が一番合う曲なんじゃないか。雪の日にも聴きたいな。
わーーー!!また全然色の違う曲が来て口がポカーンとなりながらテンション上がった。こっちは違うベクトルの愛を感じる!リズムかわいい。これが入野さんが仰っていた終わりよければ〜の曲なんだ。確かに、強制的に大団円に連れていくから安心してノッてくれ!って感じ。終わりへのせつなさでは無くて、ハッピーに終わることへの喜びに溢れてて好き。歌声に乗せる感情が繊細で丁寧過ぎてこんなポップな曲でもいろんな形の気持ちが湧いてくる。気にしたってしょうがないだろうの後ろのポンポンポコみたいな音超かわいい(楽器わからない)。ワイワイパーティーなんだけどわりかし結構フラットで、歌声は満遍なく全体を見渡してて、ちゃんと全員ハッピーにさせようってパワーがとてつもない。スーパーハッピーエンディング、口に出して言いたい言葉
13.だって愛は半端ないじゃない
シークレットトラックのような特別感。冒頭のテレビかのチャンネルを変える/切る演出から始まる曲粋すぎて大好きだからもうめちゃくちゃハッピーになった。これ絶対おしゃれMVじゃ。MVのことばっかり想像してしまう。テーマパークみたいでおもちゃ箱みたいで超楽しすぎる。所々白黒ムービーのシーンが絶対あるでしょ。ミュージカル色したノリノリで鮮やかで迫力あるパフォーマンスを客席に座って観劇している。作品の世界に入り込んでいるから観客は考えずに体感してる、この曲も何も考えずにただただ溢れんばかりのものを享受してた。あ〜!ミュージカルを観に行きたくなる!楽しー!これからもそんな面白くてカッコ良くて最高な入野さんの演技をたくさん拝見したいよ〜〜〜……。
 
アルバムを一気に聴き終えたときの余韻が!が……
一つ一つの曲が優しさと丁寧と愛情で詰まりに詰まってて、楽しくて満たされ過ぎて途中でちょっと胃もたれした。
エネルギー、カロリーの高いアルバムだった……
無観客ライブで聴きたい曲もあるし、観客ありで聴きたい曲もある感じだ。
買ってよかった〜あ〜〜。素敵な音楽に出会えるってほんとにありがたい。
 
大好きヒューマンの方々がご自身らしいかっこいい生き方でご活躍されていくのを眺める権利がもらえる日々に多謝
みんな心身健やかでいられますように願う毎日だよ、ハア

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ウン……